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手術室で働く看護師の責任と適正な配置

手術部の活動が円滑に遂行されるためには、十分な職員補充と適切な配置がなされていなければなりません。手術部の職員構成と配置を考える場合、責任者の存在は重要です。

責任者は、手術を円滑に推敲するために職員がどの程度の業務や負担ならこなすことができるか、外科医からはどのようなようぼうがあるのか、といったことを肌で感じ、常に現場感覚を磨いておく必要があります。

責任者には手術部全体を俯瞰する態度が必要であり、その意味で中規模以上の手術部を要する病院では、その管理業務に専任する責任者、すなわち手術部長が要ることが望ましいといえます。

職員の適正な配置についても、意外に十分な検討は行われていません。例えば、一般病棟の看護師配置については7対1の看護師配置が、特定集中治療室については7対1の配置が行政によって基準として示され、保険点数によって医療の方向付けが行われています。

しかしながら、手術室の看護師の配置については、このような基準も示されておらず、ましてや外科医療の方向付けさえ行われていません。

海外では、米国手術看護師協会(AORN)が、看護師の延べ労働力から手術部で必要な看護指数を算出する方法を示しています。また、先に発表された「手術医療の実践ガイドライン」においては、適正配置の必要性が述べられています。

ここで注意すべき点は、手術部における看護師の適正配置を検討するには、その施設の特徴や手術部内における体制を反映する必要があることです。また、必要看護指数を計算する目的はあくまでも、手術を円滑に遂行することであり、職員数を増やして仕事を楽にすることではありません。また、必要数の推計では、麻酔科医、臨床工学士などとの連携も考慮する必要があります。